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「子どもたちからがんばろうという活力をもらっている」(株)大戸屋ホールディングス代表取締役社長 窪田様

vol.028Interview

date

category #インタビュー #支援法人

writer 編集部

ご支援いただいている法人様のインタビュー

NPOカタリバのご支援をしていただいている法人様にインタビューを行い、ご支援のきっかけ・ご支援の内容・今後の展望などをお伺いする“ご支援法人様のインタビュー”。 株式会社大戸屋ホールディングス 代表取締役社長 窪田健一様にお話を伺いました。

子どもたちから「がんばろう」という活力をもらっている

インタビューに答えていただいた株式会社大戸屋ホールディングス 代表取締役社長 窪田健一様

ご支援内容について教えてください

2012年から毎年、2,3月に販売している期間限定メニュー1食につき、20円がカタリバさんへの寄付になる形で販売している他、熊本地震の際には店頭募金で集まったものを寄付させていただきました。

東日本大震災では、大戸屋のFCオーナーの中に被災をされた方がいたこともあり、すぐに現地に入って、自分の目で見ていく中で、「これは時間がかかるな」というのは、すごく感じました。

大戸屋として継続的な支援したい、というところから、大戸屋の定食を通じてお客様と一緒になって支援できる、今の形になりました。我々はあくまでごはん処として、お客様にはおいしい料理を食べていただくことが第一、お客様から頂戴するお代の中から20円お預かりし、そのお気持ちとともにカタリバさんにお渡しする。このやり方が一番長く続くやり方ではないかなと思っています。

2018年1/31〜3/31販売した期間限定メニュー (現在は販売していません)

ご支援いただいたきっかけは何でしたか?

我々としては、商品を買っていただいたお客様に寄付の結果を報告しないといけない。目に見えて、肌で感じていただける、そういう活動をしている支援先を調べている中で、カタリバさんのコラボスクールの取り組みを知りました。

ちょうどその頃、仙台の桃浦牡蠣復活するというお話があり、女川のコラボスクールにも立ち寄らせていただいて、そこで、子どもたちの置かれている現実、費用がなくて、子どもの送り迎えも大変だとか、仮設住宅も二間しかなくて、勉強する場所なんかなくて、というお話を聞かせていただいた中で、カタリバさんのような場所であれば、我々のお客様に対して、実際に協力していただいたお金がどのように使われているか、きちんとお伝えすることができるなと思い、カタリバさんとの取り組みを始めさせていただき、今に繋がっています。

カタリバの支援をしていてよかったことや、価値を感じていただいたことはありますか?

現役の中高生と接する機会があるというのは、いろんな意味でいいですよね。うちの社内でも年に一回来ていただいて、ああいった発表を聞かせていただくと、みんなほっこりした顔になってますよね(笑)

ある意味、がんばろうという活力を我々がもらっているかもしれないですね。飲食店も大変ですから、そういう自分たちの大変なものが、こういったところにも結び付いていると感じられるのは、非常に価値あることだと思いますよ。

カタリバさんのようなところと触れ合ってるというのは、生徒や先生、我々にとってもすごく意義のあることなんだと思います。

お客様から、この取り組みについて直接ご意見をお伺いする機会はなかなか無いですが、毎年、支援メニューを召し上がっていただくお客様の数も増えていますので、この取り組みをご支持いただけているのではないかと思っています。 

今後のご支援やカタリバとの関わりについて、考えていらっしゃることがあれば教えてください

大戸屋が成長していく過程の中で、「おいしい料理を出す」というのは絶対なんですが、それだけを愚直にやっているだけでもやっぱり駄目なんですよね。世の中に大戸屋が存続できる理由と、周りの期待というものはどんどん変わって行く。

カタリバさんとの取り組みはこれからも、形は変わるかもしれませんが、やっていくべきことだと思います。「未来ある子どもたち」っていうのがいいですよね。ある意味「日本の未来」というところに、カタリバさんを通じて関わっていけるというのは、本当にいいなと思いますね。今回のふたば未来学園の生徒さんとのメニュー開発を通じて、その気持ちがまた改めて強くなりました。これから楽しみですね。

Writer

編集部 編集部

KATARIBAMagazine編集部が担当した記事です。

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